法枠工
法枠工とは…
法面に法枠を設置しコンクリートで吹付け施工する工法。型枠としては金網がよく用いられる。
法枠工を適用するにあたっては、各工種の特徴を理解し現地の条件に合った適切な工法を選定する
ものとする。
ものとする。
･ 枠の交点が一体化されているため。プレキャスト枠工に比較して曲げおよびせん断強さが大きい。 従って、表面崩壊に対してある程度の抑止力が期待できる。
･ 枠と地山との密着性がよいので洗掘等に強い。
･ 高い斜面でも凹凸のあるのり面でも施工が可能である。
･ 基礎コンクリートを必要としないため、工期がそれほどかからない。
･ 耐凍上性は高い。
ラス張り(金網設置)⇒法枠工 施工内容及び施工手順
① ラス金網設置
金網(菱形∅2-50×50ｍｍ)亜鉛メッキの物を100㎡当り140㎡以上使用し、金網の重ね合わせは
10ｃｍ以上とする。
② アンカーピン打込み
アンカーピンは100㎡当り ∅16×400ｍｍを30本以上 ∅9×200ｍｍを100㎡当り150本以上使用し、
法面に対しほぼ垂直に、また十分になじむよう固定する。
③ 法枠組立・据付け
縦方向の法枠を基本に縦横の間隔を十分注意しながら組立てる。
鉄筋はあらかじめ定められた規格の物を結束線にてしっかり
固定する。
④ 法枠設置完了
ラス金網・法枠設置後、コンクリート(モリタル)を吹付ける
⑤ モルタル吹付
吹付機にモルタルを投入⇒機械にエアーを送り
材料を圧送し、ノズル先端よりエアーと共に
放出して吹付を行う。
⑥ 法枠工 完成
